第8回研究会

近年の次世代シーケンサーをはじめとした様々な計測機器のスループットの向上により、実験・理論どちらの分野でも情報学的視点に基づいて大量データから生命現象を紐解く新たな試みが精力的に取り組まれています。

本会では例年学生から若手研究者まで幅広い参加者が、研究からキャリアパスの話題に至るまで活発に討論し交流を深めています。また既に生命情報科学の分野の第一線で活躍している研究者だけでなく、エキサイティングなアイデアを持ってこれからオミクス解析など生命情報科学の分野に足を踏み入れる意欲に溢れる方々の参加も歓迎いたします。ぜひ情報交換やコラボレーションの場として活用していただければ幸いです。

なお、研究費をお持ちでない大学院生やポスドクの方には旅費・宿泊費のサポートを予定しておりますので、全国津々浦々からの積極的なご参加をお待ちしております。

会期 2016 年 10 月 12 日〜 14 日
会場 北海道伊達市大滝セミナーハウスおよび北海道大学
代表 堀之内 貴明 (理研QBiC 研究員)
学生代表 石野 響子 (慶大院 医学研究科)
年会長 松波 雅俊 (北大 環境科学院)
共催 イルミナNGSセミナー in 札幌
後援 日本バイオインフォマティクス学会
助成 一般財団法人中辻創智社

開催報告

2016年10月12-14日の3日間、北海道大学札幌キャンパスと、大滝セミナーハウスにて生命情報科学若手の会 第8回研究会が開催されました。研究会参加者の43名に加え、共催企画と併せると合計70名以上の参加があり、生命科学の未来を活発に議論する場とすることができました。本年は、初の北海道地方での開催となりましたが、多くの方にご参加頂くことができ、おかげさまで無事盛況のうちに研究会を終えることができました。

今回の研究会も大学生から若手PIまで幅広い層の多くの若手研究者が集まり、活発な交流が行われました。たとえばメーリングリストへの登録、Twitterアカウントのリスト作成のみならず、参加者間の自発的なSNSアカウントの交換が見受けられました。会の終了後も参加者間でゆるくつながりを保てる機会となれば幸いです。

最後になりましたが、本研究会を開催するにあたり、日本バイオインフォマティクス学会、一般財団法人中辻創智社、ならびに13社の企業に共催、協賛、後援など各種サポートを頂きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

生命情報科学若手の会 スタッフ一同

参加者レポート

本研究会は去年に引き続いて参加させていただきました。去年よりも多くの方と知り合うことができて大変楽しく有意義な時間を過ごすことができました。また、活発な意見交換が行うことで私の研究の問題点や課題を洗い出すことができました。私の所属している研究室では生物情報科学の分野に詳しい人がおらず、試行錯誤を繰り返している状態です。したがって、エキスパートの方々とかなり近い距離で議論をおこなえるこの学会を毎年開いていただけることは非常にありがたく思っております。もし私のような境遇で研究を進めている方がいらっしゃいましたら、一度この会に参加していただきたいです。もし参加すれば、貴重な意見やアドバイス、さらにこの分野での知り合いを得ることがきっとできるはずです。最後に、この場をお借りして、今回の若手の会を企画、運営してくださいましたスタッフ様とスポンサーの方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。大崎彰梧(東京海洋大学海洋科学技術研究科海洋生命科学専攻)

初めての参加でしたが、とても多様性のある会で、非常に充実した3日間でした。 まず参加者が、学生、若手研究者から、畜産業や機械学習の企業の方まで様々なところから来ている点が良かったです。私はバイオインフォマティクスの専門ではないため、自分の研究とは異なる分野の他の参加者の方の研究発表はとても刺激的でした。また、懇親会では打ち解けてフラットに色々なことを話すことができ、夜遅くまで話が盛り上がりました。 招待講演もバイオインフォマティクスとは異なる分野で研究をされている方々の話を聞くことができ、大変参考になりました。自分の研究をこれからどういう位置づけでやっていくべきなのかを考えさせられました。3人の先生に共通していたのは、解くべき問題に対してどうアプローチしたらいいのか、というところから考えはじめて、新しいやり方で取り組んでいくということです。そうしないと解けない問題を解くことこそが研究であると感じました。
また、ワールドカフェではキャリアや、研究と社会の関係など、研究内容以外のさまざまなトピックについて議論をして、他の参加者の方々がどういう考えを持っているのか知ることができました。
このように色々な参加者と色々なことについて話し、考えることができる場というのは、とても貴重だと思います。ありがとうございました。金子和正(東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻)

今回、初めての参加となりました。私自身、専門はウエット系であまりドライな研究はしていないのですが、参考になるようなことが山のようにあり、とても刺激的な3日間でした。同じ年代の他大学の方や、研究機関などで働いておられる研究員の方、バイオ系の会社に勤めておられる方など、様々な経歴の方とお話をする機会ができ、今後の進路や目標の参考にすることができました。
また、開催地が北海道ということもあり、関西出身の私にとっては半分旅行感覚で赴くことができ、楽しい時間を過ごせたと思います。また機会があれば、是非参加させていただきたいと思います。ありがとうございました。中川幸大(兵庫県立大学理学部生命科学科)

本研究会はこれまでに参加したどの学会よりも濃密で、活発な議論を交わすことのできる研究会でした。招待講演の方々も、コンピュータと物質との境界を曖昧にするデジタルネイチャーという概念を提唱されている落合陽一先生をはじめ、コミュニケーションについて実験・計算機両面のアプローチから生命複雑系の理解を目指して研究されている飯塚博幸先生、シナプス伝達について1分子イメージングを用いて研究されている坂内博子先生から、多様で斬新な研究発表をお聞きして議論することができ、大変良い刺激になりました。また、この研究会独自のワールドポスターでは、持ち運びサイズのポスターを持ち寄ってグループになり、互いに研究発表し合うことにより、参加者全員の研究内容を知り、フィードバックし合うことができました。私は腫瘍内不均一性についてドライのアプローチで研究していますが、ウェットの研究者から、私の手法の応用の可能性についてアドバイスをいただくことができました。最終日のサイエンスカフェにおいては、バイオインフォマティクスの未来について屈託のない意見を交わしたり、ワークライフバランスについて先輩研究者の話を伺い、議論を交わすことができて有意義でした。最後になりましたが、スポンサーの方々、そして第8回研究会スタッフの皆様に感謝申し上げます。今田雄太郎(東京大学新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻)

本研究会への参加は4回目となり、初めてスタッフとして参加いたしました。今回も前回に引き続き旅費サポートをいただきました。特に今回は北海道開催であったこともあり、非常に助かりました。感謝しております。「生命情報科学・バイオインフォマティクス」という言葉が含む分野の広さから、参加者の研究内容は多岐に渡っており、そして非常にレベルが高いため毎回他の学会では得ることのできない刺激を受けます。今回は今まで以上に実験をメインに研究している参加者が増えたような印象を受け、このような毎年変化する参加者の研究分野も本研究分野を象徴しているような気がしました。逆を言えばどの研究分野の研究者も気軽に参加し交流の輪を広げることのできる機会だと思います。そしてそのようなことを知ることができる意味でも参加者の発表が必須であることは本研究会の良いところだと思います。本研究会は他の若手の会に比べて特に身分の上下関係がなく、全員が研究室の学生の先輩・後輩のように仲良くできるところも大きな魅力の一つだと感じています。本研究会を通して様々な分野での活躍が期待される多くの方々と繋がることができ、とても満足しています。また来年も参加したく存じます。最後に企画、運営などを含めた貴重な機会を与えてくださいました若手の会スタッフ、スポンサーのみなさまに心より厚く御礼申し上げます。石野響子(慶應義塾大学医学研究科)

今回、初めて生命情報若手の会に参加させていただきました。学部1年から3年までの3年間はwetな実験に関することが多く、生命情報科学について触れる機会は多くありませんでした。そのため、今回、生命情報科学に関する多種多様な研究の話を聞くことができ、大きな衝撃を受けました。それと同時に、自分の勉強不足を感じました。また、本研究会が初めての学会ということもあり、特にLightning talkやワールドポスターでは緊張しましたが、非常に良い経験をさせていただいたと思います。さらに、懇親会では、多くの方々に自分の研究の話を聞いてもらうことができたり、他の方の研究の話を聞くことができたため、多くの刺激を受けることができました。また、本研究会では生命情報科学と一口には言えないほど様々な分野の方々が参加なされており、自分の研究に対していろいろな方向からのアドバイスをいただくことができたため、非常に勉強になり、濃密な時間を過ごせたと思います。次回もぜひ参加できるように頑張りたいと思います。最後になりますが、今回の研究会を企画・運営してくださったスタッフの皆様、宿泊費・旅費をサポートしてくださったスポンサー企業の方々に厚く御礼申し上げます。根岸洸平(東京理科大学理工学部応用生物科学科)

普段は細菌の生理学的研究を行っているのだが、トランスクリプトームやメタボロームといったオミクス解析に手を出しつつある。今回は、勉強を兼ねて初めて若手会に参加させていただいた。ライトニングトークやワールドポスターなど、すべての参加者が濃密に議論し情報を交わすことのできる機会が設けられており、3日間という長いようで短い期間を十二分に味わい尽くすことができた。若手会には生物を対象としてdryの手法を用いた研究を行っている方が多くいらっしゃり、同じ生物材料を用いているが視点の違うところから切り込む上質な研究をたくさん知ることができ、とても有意義だった。dryの手法に明るくなかったこともあり、自分の研究にすぐにでも使えるような手法をお教えいただいたり、その分野での動向や空気を感じることができたのは、今後研究を進める上でとても良い刺激となった。普段の所属である微生物生態学会でもオミクス研究やdry的手法から切り込む研究が増加傾向にあり、若手会やバイオインフォマティクス分野の発展が今後様々な研究分野の底上げになるのではと期待している。本当にありがとうございました。菅野菜々子(首都大学東京大学院理工学研究科生命科学専攻)

私はバイオインフォマティクス若手の会に今回初めて参加しました。北海道大学セミナーハウスの自然に囲まれた環境は、東京の喧騒に囲まれた環境と比較して非常に集中できる環境でした。招待講演ではメディアアート・生命相互作用・神経生物学など情報生命学と視点の異なる分野の先生方から、生命へのアプローチについて学びました。研究分野に違いがあってもモチベーションや研究の仮説検証プロセスに一致する部分は多いのだと感じました。
今回お聞きしたセッションの中で、既存の枠組みの適用よりも新規の手法構築に興味が湧きました。若手の会への参加以前は、手法を探す前提として確率統計・情報学の範囲に捉われていたように感じます。新規の手法には、独学で得た知識の中からターゲットに応じた手法が設計されていました。そのためには研究者個人が独学で知識を習得する必要があり、実験など忙しい日々を過ごしつつ自分の専門範囲外の学問について勉強の時間を取らなければならないのだと思います。しかしその積み重ねによる新規手法創出の重要性を感じました。
3日間を通して全国の情報生命に関わる方々と密な時間を過ごし、研究だけでなく多方面に思考を巡らせる素晴らしい機会でした。スタッフの方々をはじめ、研究ついてアドバイスしてくださった皆様、ありがとうございました。宇惠野雄貴(早稲田大学先進理工学研究科電気情報生命専攻)

今回、先輩の紹介により、はじめて生命情報科学若手の会に参加を致しました。研究会にはバックグラウンドが異なる様々な方が参加され、研究内容も幅が広く、とても良い研究会でした。加えて、招待講演やスポンサー企業が企画したセッションの内容も充実していました。3日間という短い間でしたが、分野の近い方、遠い方、双方の方とのディスカッションを通して自身の見識が深められたと実感しております。また、実際に参加をして、研究会にはウェットに軸を置く方も多く参加していることを知りました。そのため、この研究会がウェットの方とインフォマティシャンとの意見交流の場としても機能し、若手研究者にとって良い機会を提供しているものと思いました。生命情報科学若手の会は、学会などと異なった雰囲気の中で、新しいことを知るための糸口を提供してくれます。是非、機会があれば、また参加したいと思います。最後ではありますが、改めまして、このたび、研究会を運営されたスタッフの皆様方に感謝申し上げます。小櫻裕司(京都大学医学研究科)

今回、初めて生命情報科学若手の会に参加いたしました。北海道での2泊3日の濃密なスケジュールに、ワクワクした思いを抱えながら本会に挑みましたが、その期待を大きく上回る程に、実りの多い経験を積めました。様々な分野の方が参加されており、バラエティ豊かな研究発表を聴くことが出来て大変面白かったです。口頭発表やLightning Talkに加えてワールドポスターや、その後の懇親会でも研究のことについて、研究室の外の方とここまでじっくりディスカッションを交わせたのは初めてでした。上手く自分の研究内容をプレゼン出来るのかということに不安を覚えていましたが、本会のアットホームな雰囲気のおかげか、終始楽しむことが出来ました。それに加えて、研究内容に限らず、同世代の方達や若手の研究者の方々と、幅広く交流を深められる機会も多くあり、非常に新鮮でした。“生命”というテーマのもと、普段のディスカッションではあまり話さないような、空想も交えたような大きなスケールの意見交換を気楽に行えたのは、貴重でした。本会終了後も、交流した相手とSNS等で繋がりを持てたのも、嬉しく感じています。こうして広げた交友の輪を、今後の研究活動やキャリアパスを考えるうえで生かしていけたらと思います。是非、また参加したいです。山本香織(東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻)

今回は、昨年に引き続き二度目の参加となりました。今回の研究会でも、参加者それぞれの旺盛な知的好奇心と立場に関係なく交流することを後押しするこの学会の雰囲気が相まって、発表の前後や懇親会の間にも、あちらこちらでお互いの研究や講演の内容について議論が行われておりました。そして、本研究会に参加する方々の研究対象は実に多様なこともあり、他の参加者の方々との議論を通して、自分の研究を捉え直すとても良い機会を頂くことができました。
また、本研究会の招待講演では、普段なじみのない研究領域の方々のお話を聞くことができ、強い刺激を受けることができました。異なるスタンスで研究に取り組む方々を見て、そのような考え方もあるのかと改めて自分が研究にどう向き合うべきかを見つめ直すことができました。
最後に、このような有意義な研究会への参加をご支援くださったスポンサーの方々、様々な面で支えてくださったスタッフの方々に、御礼申し上げたいと思います。小嶋泰弘(東京大学新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻)

今回、初めての参加となった。当初は合宿形式に多少の不安もあったが、往路でのバス内や懇談会を通し距離を縮めることができ、また学生が多く参加してことから会期中ストレスを感じることなく過ごせた。発表内容はNGSを用いた解析やグラフ理論、ツール開発など多岐に渡っており、偏に生命情報科学といっても多様なアプローチがあることを再認識するとともに、普段はあまり接点のない分野に関しても話を聞くことができた。この多様性は招待公演の人選にも表れている。特に初日に講演をしてくださった落合陽一先生はご専門がメディアアートと我々の研究とはあまり接点が無いように思える。しかし専門を異にする一流研究者の話を聞くことにより自らの研究をよりメタなレベルで俯瞰することができた。また何より楽しく興味深かった。本研究会の特徴は参加者同士の距離の近さにある。数日間とはいえ同じ空間に寝泊まりし、「同じ釜の飯を食う」ことにより他の学会等での質疑応答に留まらない人間関係を気付くことができた。今回知り合ったうちの数人とは研究会終了後も連絡を折り合っており、うち2人は共同研究の話が持ち上がっている。最後に忙しい中で研究会を企画しイベントを演出してくださったスタッフの皆さんに感謝を伝えたい。本研究会を是非とも後輩に伝え、また来年以降も参加する予定である。川田健太郎(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻)

私は若手の会初参加でした。私はとても人見知りなので二日目の口頭発表が終わるまでずっと緊張していましたが、その後のワールドポスターで少人数で気軽に研究内容について話し合えたので良かったと思います。さらにそのあとの懇親会では研究についてだけでなく研究室生活についてなど皆さんと沢山のお話ができました。三日目のワールドカフェで私が一番印象的だったのはクラウドファンディングについてです。研究者の中から出馬する、研究者のアイドルグループを作るなど、皆さんの面白い発想を沢山聞けて楽しかったです。生命情報といってもかなり幅広い分野で、さらに幅広い年齢層の方々と交流できてとても楽しかったです。自分の研究内容についても、普段の研究室の方々とはまた違う視点からのご意見も頂けたので、とても参考になりました。同じ若手の皆さんが活躍している姿を見てとても刺激になりました。Lightning talkがあるので学部生やまだテーマの定まっていない修士の学生にとっても良い機会であり、私も学部の頃から参加したかったなあと思いました。私は来年度から就職してしまうので最初で最後の参加となりますが、来年は後輩にも勧めてみたいと思います。脇田祐希(東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻)

生命情報科学若手の会には去年に引き続きの参加させて頂きました。招待講演の落合先生の独創的な発表から始まり,バイオインフォマティクスを用いる様々な分野の発表をお聞きし、大変刺激された3日間であったと思います.
ワールドポスターではライトニングトークをさせていただきました.クマムシというニッチな生物について議論し、横のつながりを新しく作ることができました。さらに、解析方法の細かい助言から、全く異なる分野だからこそ生まれるアイディアを多く頂き、非常に有意義な議論となりました.このような経験は他の学会とは異なり、多岐に渡る分野を専攻し、かつ年齢が近い参加者が多い、本研究会ならではだと思っています。
また、ワールドカフェでは研究者としてのキャリアについて、多くの先生方のお話を聞く事ができました。研究者としてどのような生活があるのか、といった普段では聞く事のできない話題について議論することができた経験は、自身の将来像を考えるきっかけとなりました。
最後になりましたが、遠方よりご参加頂いた皆様、旅費のサポートして頂いたスポンサーの皆様のおかげで、無事に本研究会が開催できましたこと、心から感謝申し上げます。吉田祐貴(慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科)

初めて参加させていただきました。参加してみると、データの取得や解析のための環境構築をされている方から普段は実験をされている方まで、幅広い分野から参加者が集まってきているということに驚きました。わたしはもっぱら実験からのアプローチをとっていましたが、今回参加したことで理論生物学と実験生物学というのは想像しているよりも近い関係にあるということに気がつくことができました。また、ワールドポスターでは自分と近い研究をしている人と話をすることもでき、これからの研究の励みになりました。参加者全員が発表をし、議論し合うという本研究会の特徴を活かしたものであると感じています。年齢の近い学生の方から先生方までと深く議論できる機会はそうないことです。わたしにとってはとても価値のある時間でした。最後になりましたが、このような素晴らしい研究会の企画運営に携わってくださったスタッフの皆様、また旅費をサポートしていただいた方々に深く感謝いたします。新井遥香(東京理科大学理工学研究科応用生物科学専攻)

今回第8回生命情報科学若手の会に参加者とスタッフの両方として参加させていただきました。複合機械学習器のプラットフォーム開発という必ずしも本会のテーマに沿う内容ではなかったにも関わらず採用してくださったことに大変感謝致しております。また発表時には多くの参加者の方々に興味を持っていただき、有意義なディスカッションができました。まだまだ古典的な機械学習手法の方が優秀なケースが多い生命情報科学の分野ですが既に膨大な量のデータが存在し現在も増え続けていることを踏まえるとディープラーニング等の近年流行している機械学習手法の適用によって大幅な進歩が期待されると考えています。ここ数回を経て実験を主にされている方の参加も増えている印象を受けますが、そういったバイオロジーからのアプローチに長けた方にこそ最新のインフォマティクス技術に触れてブレイクスルーのきっかけになっていただきたいと思っています。今年度はディープラーニングのフレームワークであるChainerの開発に携わっている大野さんがお越しくださったこともあり、今後はよりディープラーニングを身近なものとして感じていただけるように生命情報科学における応用を考える異分野融合のきっかけとして来年からも生命情報科学若手の会の年会に参加させていただきたい所存です。本会の開催に際してご尽力くださったスタッフの皆様に旅費サポートに採択してくださったことも併せて重ねてお礼を申し上げます。板谷 琴音(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科)

私は学部4年であり、学会への参加は初めてでしたので、今回の生命情報若手の会は緊張を抱えた参加でした。しかし、スタッフの方をはじめ参加者皆さん暖かく、入り込め易い環境で安心しました。学科が生物系でありまして、情報系の研究やコンピュータ解析を用いた研究についての話を聞くことができるこの会は、自分の研究に対する視野を広げるとても良い刺激となりました。wetとdry両研究者からの意見を頂くことで、自身の研究対象を客観的に見つめなおすことができ、また、その中で同世代の学生と関わることでモチベーションが高まりました。ワールドポスターや懇親会では、皆さんからの指摘や意見を多く頂くことができ大変有意義な時間を過ごすことができました。今回の生命情報若手の会を運営してくださったスタッフの皆様に感謝とお礼を申し上げます。岡本章太郎(東京理科大学理工学部応用生物科学科)

当日の様子

集合写真

共催のイルミナNGSセミナー in 札幌

招待講演、落合陽一先生

バスに乗って大滝セミナーハウスへ移動。バスの中でも隣の席の人と自己紹介を含めた研究紹介やディスカッションをおこないました。

大滝セミナーハウスに到着。夕食後招待講演者を囲んで懇親会。

口頭発表の様子

盛り上がる質疑応答

招待講演、飯塚博幸先生

ポスター発表の様子、ラミネート加工されたA3サイズのポスターを使います。

懇親会に入ってもポスターで交流を深めています。

北海道大学招待講演、坂内博子先生

全体交流企画ワールド・カフェ。

招待講演

落合陽一 先生 (website)

筑波大学図書館情報メディア系助教 デジタルネイチャー研究室主宰
東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。コンピューターの人との新たな関わり方として「デジタルネイチャー」というビジョンを提唱し、メディアアート作品の制作を行う。著書に『魔法の世紀』など。
演題:「魔法の世紀とデジタルネイチャー」

坂内博子 先生

理化学研究所 脳科学総合研究センター 発生神経生物研究チーム (JSTさきがけ研究員)
東京大学理学系研究科生物科学専攻修了。博士(理学)。1分子イメージング法を用いた細胞膜上分子のダイナミクスの解析から、シナプス伝達の形成・維持・制御機構を明らかにし、脳の構造と機能を維持する仕組みの解明を目指している。
演題:「細胞膜分子動体が語る脳のしくみ」

飯塚博幸 先生 (website)

北海道大学 情報科学研究科 情報理工学専攻(准教授)
東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。人工生命や進化計算をはじめとした実験的・計算機的アプローチを用いた多彩な手法により、人間の脳・認知や意識をはじめとする生命複雑系の理解を目指している。
演題:「相互作用からみる生命」

参加費

生命情報科学若手の会第8回研究会の参加費は 1,000 円です。なお、今年度は日本バイオインフォマティクス学会からの助成により、同学会の会員は参加費の割引を受けることができます(正会員・賛助会員は500円、学生会員は無料)。

懇親会費および宿泊費は別途徴収いたします。懇親会は2000円、宿泊費4,980円(2泊3日食事代込)です。

参加費・懇親会費・宿泊費は9月30日(金)までに振込をお願いします(振込額・方法は参加登録内容通知メールにてお知らせいたします)。当日会場にて参加費・懇親会費・宿泊費別の領収書をお渡しいたします。

研究費をお持ちでない大学院生やポスドクの方には旅費・宿泊費のサポートを行います。希望される方は参加登録フォームにてご選択ください。
今年度はサポート対象を航空機使用にも拡大しますが、下記にご注意下さい(お問い合わせがあったので追記しました)。
・航空機を使用する場合、実費を旅費計算に使用します(購入時の領収書等をご提示いただきます)
・空港からの陸路の運賃は、最短経路分を計算します。
・支給限度額はありませんが、予算の都合上、上記の全額または一部を支給します。

参加登録

参加登録期間: 8月22日(月)〜9月12日 9月19日(月)
参加登録期間は終了しました。たくさんのご登録ありがとうございました。

当研究会では参加者同士の研究交流を深めるため、参加者の方全員に以下のどちらかの形式での発表を原則的にお願いしております。

  • 一般口頭(10分+質疑5分) + ポスター発表
  • Lightning Talk (3分) + ポスター発表
  • ポスター発表

本会で行うポスター発表はテーブルディスカッション形式で行ないます。どなた様も大判のポスターをご用意頂く必要はございません。(ポスター発表について参照)

キャンセルポリシー: 参加をキャンセルされる場合は、 このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にして下さい までお知らせください。直前のキャンセルの場合、宿泊施設の関係でキャンセル料が発生することがあります。

プログラム概要

今回の研究会は、1日目に北海道大学 FMI と大滝セミナーハウス、2日目に大滝セミナーハウス、3日目に北海道大学にて行います。1日目、2日目ともに大滝セミナーに宿泊します。

1日目 (10/12 水)

時間会場プログラム
11:30-北大 FMI受付開始
12:00-15:00北大 FMIイルミナ NGS セミナー in 札幌
15:00-16:00北大 FMI招待講演 落合陽一先生『魔法の世紀とデジタルネイチャー』
(座長:熊谷洋平・小嶋泰弘)
16:00-18:00北大 FMIバス移動(北海道大学→大滝セミナーハウス)
18:30大滝研究会オープニング
19:00-20:30大滝入浴・夕食
20:30-大滝懇談会

2日目 (10/13 木)

時間会場プログラム
9:00-9:45大滝セッション 1 『生命情報科学による進化の新たな理解』 (座長:新居良規・熊谷洋平)
9:00松井求『グラフってる?〜Graph Splitting法が拓く進化学の新たな世界〜』
9:15小嶋泰弘『実験進化のシークエンスデータに対するWright-Fisherモデルの最適化』
9:30三上智之『パレート理論は表現型進化を説明するか?-系統的制約を考慮した検証-』
9:45-9:55休憩
9:55-10:55大滝セッション2『数学、物理、統計と生命情報科学』 (座長:大上雅史・板谷琴音)
9:55足立隼『リジット幾何学がデータ解析を「次元の呪い」から解放する』
10:10金子和正『免疫細胞の分化プロセスの力学系によるモデリング』
10:25中村司『縮約ベクトル表現に基づく蛋白質ポケット部位の構造比較』
10:40尾崎遼『RNA結合タンパク質はどのように複雑な制御を実現するのか?』
10:55-11:05休憩
11:05-11:50大滝セッション3『生命情報科学への医学研究のアプローチ』 (座長:石野響子・新居良規)
11:05山本香織『野生型および肥満モデルマウスにおける肝臓の代謝調節解析』
11:20脇田祐希『FAO細胞培養液中グルコース濃度がインスリンシグナル伝達に与える影響』
11:35川田健太郎『リン酸化プロテオームおよびトランスクリプトームデータを用いたインスリン依存性遺伝子発現調節ネットワークの再構築』
11:50-12:40昼食
12:40-13:40大滝セッション4『ストレス、環境応答と生命情報科学』 (座長:吉田祐貴・平岡聡史)
12:40中川幸大『ゴルジ体ストレス応答によって誘導される糖鎖修飾遺伝子の転写制御配列の探索』
12:55大崎彰梧『サバ類のトランスクリプトーム解析―なぜマサバは高水温に弱いのかを探る』
13:10山田貴大(タイトル非公開希望)
13:25渡邊日佳流『ヒト常在細菌群集の環境依存性とその因子の解明』
13:55-14:55大滝招待講演 飯塚博幸先生 『相互作用からみる生命』
(座長:堀之内貴明・吉田祐貴)
14:55-15:05休憩
15:05-16:50大滝Lightning talk (座長:板谷琴音・尾崎遼)
15:05大上雅史『MEGADOCKとAzure HPCによるタンパク質間相互作用予測プラットフォーム』
15:09大野健太『深層学習フレームワークChainerの紹介と応用例』
15:13河口理紗『IDRを利用したハイスループット構造解析におけるスコアリング手法の開発』
15:17菅野菜々子『細菌のストレス環境への適応:栄養源飢餓環境での生残戦略をオミクス解析によって探り出す』
15:21堀之内貴明『全自動実験室進化システムの高度化と大腸菌の超ハイスループット実験室進化』
15:25岡本章太郎『数理モデルと実験結果の統合解析による、植物表現型可塑性制御機構の解明』
15:29新居良規『食虫植物から探るゲノムサイズ進化のメカニズム』
15:33黒木健『バクテリアにおける自己複製配列の急増によるゲノムサイズ拡大』
15:37根岸洸平『ピシパシ遺伝子とドタバタ遺伝子:遺伝子発現のばらつき制御機構の解明』
15:41新井遥香『遺伝子発現制御ネットワークの進化を解き明かす』
15:45小口晃平『RADseqを用いたヤマトシロアリにおけるオス特異的遺伝マーカーの作製』
15:49-16:00休憩
16:00熊谷洋平『プロテオロドプシン遺伝子の系統プロファイル解析』
16:04平岡聡史『雨水細菌叢の季節性変動解析から明らかにする大気中の微生物長距離移動』
16:08吉野将史『草津温泉土壌からの長鎖DNA抽出』
16:12吉田祐貴『極限環境生物クマムシHypsibius dujardiniのゲノム解析とアセンブリー』
16:16石野響子(タイトル非公開希望)
16:20宇惠野雄貴『がんゲノムデータからのMutation Signaturesモデルの探索』
16:24小櫻裕司『細胞集団の類似度算出法の開発、及び手法の一般化』
16:28今田雄太郎『中立進化から解き明かす腫瘍内不均一性』
16:32山岸潤也『臨床検体トランスクリプトーム解析の限界:1細胞解析は救世主足りえるか!?』
16:36馬場択視(タイトル非公開希望)
16:40吉川武文(タイトル非公開希望)
16:44松波雅俊『エゾサンショウウオ幼生の表現型可塑性についての生態発生学的研究』
16:50-19:20大滝ワールドポスター
19:20-20:20大滝入浴
20:20大滝夕食・懇親会

3日目 (10/14 金)

時間会場プログラム
7:30-8:30大滝朝食・出発準備
8:30-10:30大滝バス移動 大滝セミナーハウス→北海道大学
10:45-11:45北大招待講演 坂内博子先生『細胞膜分子動体が語る脳のしくみ』
(座長:平岡聡史・石野響子)
12:00-13:00北大ランチョンセミナー アジレント・テクノロジー株式会社
13:00-13:45北大セッション5『大規模解析、探索的手法と生命情報科学』 (座長:小嶋泰弘・河口理紗)
13:00河野暢明『複製機構が長い間描いて来たゲノム構造』
13:15名倉岳志『Nobels会社紹介』
13:30板谷琴音『マルチパラダイム複合機械学習器プラットフォームNohの開発』
13:45-14:00休憩
14:00-16:00北大ワールドカフェ
16:00北大研究会クロージング

ポスター発表について

研究会に参加される全ての発表者の皆様には、9月28日(水)までに、ポスター原稿の提出をお願いしています。 ポスター原稿は A4 サイズの用紙で、4 枚構成(またはA3サイズ2枚構成)で作成して下さい。作成した原稿をPDF形式にて このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にして下さい までお送りください。

お送り頂いたポスターは、スタッフの方で印刷・ラミネート加工し、当日会場で参加者の皆さんにお渡しいたします。
当日ポスターを持参いただく必要はありません。また、別途A0ポスターを用意していただく必要はありません。

(ラミネート例)

ラミネートされたポスター ラミネートされたポスター

アクセス

会場北海道フード&メディカルイノベーション(FMI)国際拠点大滝セミナーハウス
住所〒001-0021
札幌市北区北21条西11丁目FMI国際拠点
〒052-0317
北海道伊達市大滝区優徳町32
アクセス JR札幌駅 → 地下鉄南北線「札幌駅」乗車 →「北18条」駅下車 → 徒歩約20分(詳細地図 JR札幌駅からJR伊達紋別駅まで電車で移動(2時間前後)→伊達駅前から道南バス「大滝」行きに乗車(約50分)→「北大セミナーハウス前」下車。徒歩5分。(詳細地図

1日目の移動について

研究会初日では、12:00-16:00 の間、札幌市北海道大学FMIの会場で行われます。18:00 以降は伊達市大滝セミナーハウスで行われます。北海道大学の会場と大滝セミナーハウスの間は貸切バスで移動します。

1日目(10月12日)のバスは、札幌(北大FMI国際拠点)を16時に出発します。バスの利用をご希望の方は参加登録フォームよりご記入をお願いします。

バスでの移動を希望されない方(大滝セミナーハウスまで自家用車または公共交通機関でお越しの方)は、大滝セミナーハウスに10月12日18時までにお越し下さい。

イルミナNGSセミナー in 札幌

イルミナ株式会社様のご協力により、共催企画として10月12日(水)にイルミナNGSセミナーを開催する運びとなりました。ご興味のある方は是非ご参加下さい。参加をご希望の方は参加登録フォームにてご登録下さい。

時間会場プログラム
12:00-13:00北大FMI Talk session
山岸潤也先生 『北大人獣センターのNGS利用共同研究実績』
杉村逸郎先生 『次世代シーケンス はじめの一歩』
藤井恭子先生 『MiSeqで行う網羅的がん遺伝子検査のオペレーションについて』
13:00-14:00北大FMI Lunchion セミナー
鈴木健介先生 『NGSの広がる応用と可能性』
西原広史先生 『北海道大学病院におけるNGSを用いたクリニカルシークエンスの臨床実装への取り組み』
谷嶋成樹先生 『クリニカルシーケンスにおける変異解析パイプラインの解説』
14:00-15:00北大FMI Meet the exparts